じぶんコインを利用して、自分のまんがをスポンサー枠に入れてもらいました。
以前から当ブログにて何度か紹介しているじぶんコインというサイト
このサイトを利用して今年の七月に松本コウイチさまのブログと パーソナル革命アカデミアという総合情報サイトにて「新連帯ブレイクブレイブ」という拙作電子書籍まんがの紹介記事を書いていただいたのですが
今回はこのオフィスぺんぎんコインを使って
このtabstockというギター奏者向けのサイトの中のスポンサー枠の中に(ねずみちゃんがかわいい)
↓ スポンサー枠の中に入れて貰うことができました(^^)
実際のところ楽器に関しては弾くより聴く専の人間ですが(とはいえ例えば昔のゲームの曲なんかをアレンジして演奏してる同人音楽CDをちょくちょく買ったりするんですが、そういうのを聴くと楽器を演奏できる人は羨ましく感じたりしてます)このサイトの中にもドラクエやアニソンの譜面や弾き方の本なんかも紹介してありますので、初心者でもそういう自分の好きなジャンルから攻めるのがいいのかもしれませんね。
*それで「じぶんコインというのが一体何のサイトなのかわからないんですけど…」という方には、以前当ブログにて使い方その他を照会した記事がありますので、ここをご覧になって頂けるとよいと思います。
おなかの虫に憑かれた女の子のまんが・針聞書の紹介。
一月半くらい前あたりから描いていたカラーまんがが完成しましたので。
針聞書という面白い書物がある事はだいぶ前からに知ってはいたんですけど、ようやくまんがの中に落とし込むことができました(かなりフェチはいってますがご容赦くださーい
とりあえず他の方たちを見習って自分も数頁の小短編まんがを上げていかんといけないという気持ちになってきてるんで、今後計画を進めていきたいと思います。
また作中で紹介した以外にもこのような虫たちが描かれております。
血積(ちしゃく)
肺虫(はいむし)
亀積(かめしゃく)
肝積(かんしゃく)
すべての出典元はこのサイトからになります。楽しいですよ。
あいちトリエンナーレ2019を見てきました(その1)
遅ればせならあいちトリエンナーレ2019・情の時代の展示会場の一つ愛知芸術文化センターの展示を見てきました。ちなみに「例の展示物」に関しては最後にちこっと書きます。
入り口にある巨大な手首とスマホのアート。画面の中は映像になっているんで時間がたつと映っている人の顔が変わります。
広い部屋の中で沢山のピエロ人形がやる気のないポーズで転がっているアート。ピエロたちは何ゆえやる気を失ってしまったのか。。
米軍の無人偵察機、グローバルホークを地上に投影するとこの位の大きさになるよというやや政治的メッセージも感じさせるアートです。
無人機ってもっとコンパクトなのかと思ってたら翼の幅も含めて案外巨大だったのね
*詳しくはwikにて↓
この日観た展示の中では一番独創的に感じたのがこれ。照明を落とした部屋の中央に誰も触ってないのに勝手にキーボードが押され文字が打たれるプログラムで動くデスクトップPCがあり、壁にある沢山のディスプレイに文字が出てくるのですが、その文章はみんなネットにより募集された色んな人の書いた遺言。アーティスト個人が作ったり描いたものを展示するのではなくて、色んな人の気持ちを集めて一つのアートにするという、まさに何でもできる現代アートの一つの在り方を感じました。
んでもってこれが今回大炎上した表現の不自由展の入り口なのですが、解説板にこのようにあり
「部屋には入れないけど覗くことはできますよ」という感じにしてありました。しかしみなさん部屋の中を凝視してて興味津々な感じはしましたな
自分はあいちトリエンナーレは一番最初の2010年からずっと観に行っている常連なんですけど、前々から時事ネタ、政治ネタアートは毎回少しありまして、例えば震災の後に開催された2013年(テーマ:われわれはどこに立っているのか)では震災と原発事故をストレートに扱ったのもあったんですが、その時は全く話題にならなかった分、今回の大炎上にはちょっと面食らったというか…
実際今回の件に関しては自分もどう思いを綴っていいのか考えあぐねているんですが、ただ百聞は一見に如かずという言葉を借りるならば、この件について興味や関心を持っている人であるならばこのA11展示室入り口を一度直接自分の目で見てみて、その上でまたじっくり考えてもいいのではないでしょうか?
PS
同じ愛知芸術文化センターで開催されていた愛知産業大学の学生の作品も展示されていました。
新連帯ブレイクブレイブ第3巻表紙絵完成しました。
「ウエブ小説は簡素でインスタントの方がいい」ってのはなんか違うと思うんだ。
オリジナルキャラ「文川(ふみかわ)のべる」ちゃんです。人の価値を文章力だけで判断するというかなり偏った価値観で生きてる文字表現大好きっ娘です。また言葉遣いの間違ったSNSのユーザーに絡んでよく炎上させてるらしいです。
それはまあ置いといて本分は以下になります。(^^)
今月12日の日経新聞の文化面からウエブ小説変えるスマホという見出しで、記事によると「小説家になろう」の1話あたりの文字数が近年だんだん減少しているとの事。上位100作品内だけでも13年には五千から1万字だったのが、18年には二千から三千字にまで減っているのだとか。
考えられる大きな要因はユーザーがアクセスしてくる端末がPCよりスマホの方が多くなったことにより、スマホで読まれるタイプに特化した小説、例えば短い文で読者のストレスを減らし物語の「谷」を1話内で処理し、主人公のピンチも長引かせると読者は離れるので避ける・・・という方針をとっているらしいです。
また会話形式でストーリーが進む「チャットノベル」(一昔前保守的な人々から散々叩かれた「ケータイ小説」の現代版的なもの?)のアプリ化を某大手出版社が始め、1話千二百から二千字の文字数で販売を開始しているそうです。
つまり「スマホで読む読者層のために、短時間で感情を動かすことを目的とし、そのために内容をできるだけ簡素にして平易にして書く。」ことを個人も企業も進めているという事だそうです。
とまあここからは個人的な読書体験から書かさせていただきますが、例え文章量が多く回りくどい言い回しをよく使っている長編小説でも、続きが気になりまくるほど没頭できる内容であれば量なんて気にせず数日で読破できますし、逆に1話数分で読める短編集とか買っても簡素過ぎて物足りなければ2、3話で読むのやめちゃったことも結構あるんですよね…(そもそも短くて簡素な内容で人を感動させるなんて事、作家として物凄い力量がないと無理じゃないのか?)
確かに作品に触れる入り口がスマホになった上に、今までにないタイプのスタイルの小説の発表方法が可能になって、色んな選択肢と可能性が広がったというのは勿論あるのでしょうけど、小説の評価が文章の長短だけで決まるものとはやはり思えませんし、最終的にはやっぱ作者の力量と作品に込めた熱量次第っていうのだけはどんだけ作品の出力方法が変わっても絶対に変わらないものだと思います。結局は周りの喧騒に踊らされ過ぎずに自分の創作活動をコツコツ愚直に積み重ねていくしかないというか。
それにこれは電子書籍まんが配信会社ナンバーナインの方から聞いたのですが、作品をタダ観で楽しむ客層と買って読む客層は異なっているんだそうです。一つ一つがが短くて簡易な作品を楽しんでいるのはタダ見層の方じゃないかという気がします。(だからネットで人気の出た作品をそのまま書籍化しても、必ずしも売れるとは限らないのはこのあたりに要因があるのかも)
ウェブ小説の衝撃: ネット発ヒットコンテンツのしくみ (単行本)
- 作者: 飯田一史
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2016/02/23
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (16件) を見る
徳川美術館で「合戦図」展を見てきました。
徳川美術館で開催中の江戸期に書かれた戦や伝記を描いた合戦図や武器防具を展示している「合戦図」展を見てきました。
前に歌川国芳一派の浮世絵を紹介しましたが、江戸の人々にとっては昔の戦いの話や絵を見ることが娯楽の一つだったんだなというか、現代人が観ても十分興奮できる内容でした。
●デジタル復元された「大阪冬の陣」屏風図
写真撮影おkな展示物から、本展覧会の目玉の一つ、江戸幕府と豊臣家の間で起こった「大坂冬の陣図屏風」をデジタル技術でもって復元したものだそうです。この写真からはわかりにくいでしょうが、描いてある兵士や馬など全部にきちんと色までちゃんとついているんですよ
写真2枚目のやや左にある城郭が豊臣秀頼のいる大坂城、それを包囲している徳川軍の図式です。
これも撮影可な家康が身に着けたとされる甲冑レプリカです。全身黒というのはやはりカッコいい
これも撮影可だった長篠長久手の合戦図、右手にあるのが長篠城、左の端側に家康、信長、信忠、秀吉がいます。
●ここからは会場で購入した展示物冊子より抜粋したものです。
●蒙古襲来絵巻 模本巻上下
教科書やテレビなんかでよく見る、いわゆる元寇において鎌倉武士と元軍の戦いを描いた絵巻ですが、有名なのは上巻の絵ですが、実は下巻があってそこにはモンゴル軍の船を強襲している武士の様子も描かれております。
それから元軍の中に黒人ぽい兵士がいることに気がつきました。元軍は征服した国の民を兵に徴用していたと聞いたことありますが、実際にはかなりの多民族で構成されていたという事でしょうか?
●大江山絵詩巻下
これは源頼光が酒呑童子という鬼を退治したときの様子をイメージした絵巻です。ちなみに絵巻は右から左に行くにしたがって時間が経っているのを一枚の絵の中で表すという手法を取っています(今のまんがのようにシーンをコマで割るという発想がないため)
尚この本ではカットされていますが、一番右端には複数の女の人をはべらせて家の中で寝ている酒呑童子の絵があったんですが、その顔がアホ面すぎて面白かった
※酒呑童子を倒したこの物語は江戸時代に入っても語り継がれるくらい人気のある話で、迫力のある浮世絵も残ってます
※ちなみに2019年8月現在の「酒呑童子」の画像検索結果がこちらになります。
…どうしてこうなった(;^ω^)
・てこくま物語
室町時代物語大成の中の一つ。筑前国山鹿庄(やまがのじょう)の姫の身代わりとして差し出されて亡くなった忠臣の娘(てこくま)の敵討ち物語。本展示品には地方のこういう小さな戦いの絵巻も色々展示されておりました。
平家物語を右から左の時系列の順に追って見ていく屏風です。小さくて分かりにくいですが左側中央上にひよどり越えの奇襲をかける義経軍、やがて船での戦いになり、那須与一で有名な屋島の戦い、そして壇ノ浦で平家方が滅びるところまで描かれています。
上とはまた別の、狩野氏信作の源平合戦図屏風の一つ。与一が扇の的を射抜いた瞬間だけをピックアップして描いたもの
同じく江戸期に作られた平家物語図扇面。どうやら平家物語は男性だけでなく、女性ファンも獲得していた人気コンテンツ(?)だったらしい?
●関ケ原合戦図屏風
上の図左中央大きな砦中央に(岡山)と書いてあるので、ここが黒田長政らが拠点を置いた場所という事になりますでしょうか。本によるとこの屏風では描かれている人物その他があまり特定できないようですが…
二つ目、字が小さくて判別が困難なんですが、右方中央にある「小西○○?」や「石黒○○?」という陣地が陥落したのか炎上しています。この辺に関しては詳しい方にお任せしますか…
当ブログでは以上になります。開催期間は来月8日までとまだ余裕がありますので興味のある方はどうぞ。