イギリスで日本のまんがが論争の対象に?
5月31日付の朝日新聞から。なんとイギリスの大英博物館にて日本のまんが特集展が開催されているらしいのですが、一方でその「文化的な扱いに対し」意見が分かれているようです。
(記事を読んでいくと16歳以下の層にはダントツで大人気とありますね。一番若い層に受けてるってのは将来性は確実にありって事ですからこれは希望が持てますな。)
本記事のテーマ、漫画の文化的扱いの話に戻ると
確かにイギリスだけでなく当の日本でもまんがを商品として考えるのか文化として考えるのかという事については意外とちゃんとした決着がついておらず、それゆえにいまだに「サブ」カルチャーなどと呼ばれているわけですが(サブカルチャーてのはメインカルチャーへのカウンター的文化って意味があるので)それに実際の所、日本の大きな美術館でまんがを展示物として扱ったケースはあまり聞いたことがないので(そういう意味ではヨーロッパに先を越されているのかもしれませんね(*_*))
それにご存知の方も多いように日本でも一昔前にはまんがを大人が読むなどけしからんという論調の元バッシングを受けた時代もありました。
もっとも子供から大人になってもまんがを卒業せずに生涯読み続けてきた団塊の世代が高齢者になってきた今、日本では老人から子供まで殆どの年齢層で読まれるまでになりましたが。
ですから日本以外の国、まんがに親しみ始めたのが遅い国では未だに大人になってもまんがやアニメを観てるのはおかしいってところはまだまだあるのも事実です。
とは言えヨーロッパでも確実に色んな年齢層に支持されつつあるのはありがたい傾向だと思います。これからはヨーロッパ初の作家も増えてくるかもしれませんねえ。
↓日本国内で起きたコミック表現規制の年表がまとめて書いてあります。海外で普及する事はありがたいですが、リスクも注視しておいた方がいいかもしれない。
非実在青少年に関しても一応。