中世ヨーロッパのお城の実態がわかる本
輪切り図鑑セレクション、ヨーロッパの古城編という本を買ってみました。中世のお城というと日本のRPGやアニメなんかだと王族と衛兵やメイド等しかいないような感じなのに、洋画の時代劇だと沢山の人でごった返していいて密密な場所として描かれていて、その差に違和感を感じてたんですけど、これに関しては洋画の方が正しいようですね。
実際には城には他にも司祭や道化師や清掃係、ほかにも商売人や料理人、施設のメンテを請け負っている職人、鍛冶屋、仕立て屋、また裁判なんかも城内でやっていたので判事や陪審員なども来ていたりして、城と一言に言っても領主の住まいや戦時の要塞だけでなくて、役場や裁判所や刑務所のような役割も担っていたようですねえ。
築城をする過程はこんな感じ。なお城を築く際には「胸壁許可証」という国王からの認可が必要だったようです。
敵が攻めてきたときはこんな感じ
あと個人的に興味深かったのをピックアップ
王族というと毅然としていて清潔なイメージがありましたけど、3週に1回しか入浴してないと聞くと実際は結構小汚かったのかもしれない。
城の中では余興として騎士同士の決闘なんかもやっていたようですが、恋人から託されたスカーフを武器に巻いて戦ってた騎士というのは男が聞いても胸キュンな話ですわねえ
(*´ω`*)
一番驚いたのが処刑された人間の死体や首を屋上から吊るしていたという話。日本人がもってるお城のメルヘンなイメージとはかけ離れていたという・・・