名古屋市博物館で開催中のゲーセンミュージアムに行ってきました。
名古屋市博物館で8月いっぱいまで開催中のゲーセンミュージアムに行ってきました。しかも展示品は無料でプレイ可能という事で老若男女問わず色んな人が遊びに来ていましたが、当ブログでは一応マジメに歴史を追ってみたいと思います。
非デジタルアナログ時代の筐体
今でもホッケーゲームなど一部に受け継がれていますが、デジタル画面ではなくアナログで動く比較的単純な仕組みの筐体ゲームがかつては色々あったようです。しかしこんな単純なものでもみなさん熱中して遊んでいるのをみると、面白ければ技術なんてそれほど重要でもないのかも知れないなと思ったり。
76年のミニドライブという運転ゲーム。車が左右にしか動かせませんがハンドル式コントローラーやBGM機能などはあとに続くドライブゲームの基礎はあった模様。
78年の雑誌プレイボーイとコラボしたピンボール台。アメリカでは未だにピンボール台が現役だったりするようですが、日本はもうあんまり見ないですねえ
70年代?ウルトラアタックというウルトラセブンとタイアップしたピンボール台。ワタクシピンボール台についての知識は全くなかったんですが、どうやら70年代はピンボール台の黄金時代だったようでかなり色んな種類と個性を持った台が人気を競っていたみたいです。
セガによるボウリングゲームのプロボウラー(72年)です。ピンを自動で並べたり二人対戦モードなど当時先進的な機能を持っていたようです。セガって今までゲーム機メーカーとずっと思ってんたんですが、70年代の時は色んなピンボール台を作っていたと知りました。
デジタル筐体の出現
それでゲーセンのゲームというものをアナログからデジタルに刷新してしまったのが、この79年にデビューしたインベータゲームと言われていますね。
今でも人気のパックマン。マリオより単純で種類は少ないけど知名度なら負けてないんじゃないでしょうか。こういうテーブル筐体は今でもたまーに見ることありますね。
82年のロックンロールというゲーム。玉の発射は手動だけど結果を決めるルーレットはデジタルというアナログとデジタルの中間的な存在
デジタルゲーム筐体の更なる進化
デジタル筐体がゲームセンターの中心となったあとそこからさらに発展していくわけですが、このアフターバーナー(87年)は椅子とプレイヤーが連動して動く画期的な仕掛けを採用。それ以降セガがゲーセンゲームの覇者となっていきます。
デイトナUSA(94)とレイブレーサー(95)上記のミニドライブから20年を経てドライブゲームはこんなに進歩してしまいましたよ
そしてまたゲーセンに対戦格闘ゲームという新しいジャンルがやってきます。ストリートファイター2(91年)バーチャファイター2(94年)etc…それに合わせて両面から対戦ができる筐体が出来たことで全国で大会が催されるようになり、その後オンラインとして引き継がれ今ではeスポーツとして遊びの枠を超えてしまいました。
それで忘れちゃいけないのが対戦格ゲーとはまた別の流れをつくった音ゲー筐体ですね。博物館にあったのはこのビートマニアファイナル(02)ですが、コマンド入力が複雑化して素人が参加しにくくなって知ってしまった格闘ゲームに対し、誰でも遊んで競えるリズムゲームがゲーセンの目玉になると同時に、不良のたまり場という感じから明るい遊興施設へと変わっていきました。
その他の歴史的遺産
この展示イベントでは筐体以外にも当時のレトロなモノが色々展示してありました。
100円を入れると数分間動くすごく単純な仕組みの遊具です。今となっては来る人も減ってしまいましたがデパートは屋上が小さい遊園地のようになっていて、そこにはこんな遊具がありました。(名古屋の栄の三越の屋上にはいまだに観覧車が現役で置いてあるんですよ)
83年の名古屋タイムズの記事でガンダムのおもちゃを扱っていたクローバーが倒産してガンプラに取って代わられた時の記事のようです。
これも一世を風靡したミニ四駆です。特定の世代には超刺さるのではないでしょうか。
今は亡きアーケードゲーム専門雑誌のゲーメストです。去年電撃プレイステーションも休刊となりゲーム雑誌はもう35周年を迎えたファミ通とニンドリ位しかもはや残ってない状況に…
レトロ自販機です。今でも復刻版が点在しているようなのですが、見たことある人おりゅ?
あとおみやげです。コナミのレトロゲームのグッズってあんまり見たことなかったので即購入してしまいました。あと他にもスーファミのカービイのもあったなあ。