デンキ的まんが倶楽部

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映画版「はたらく細胞」を観てきました。

現在公開中の、劇場版アニメ「はたらく細胞」を観てきました。内容自体は原作5巻の中のエピソードを映像化したものでして、今回はこの作品から個人的に感じた大きな二つのテーマについて綴っていこうと思います。

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キラーt細胞改めメモリーt細胞とナチュラルキラー細胞の、表向き仲が悪いけどいざ戦いになると連携できる関係とか好き。あとマッチョなお姉さんいいですよね(;´Д`)

腸内環境はその人の健康どころか生死をも左右する…!

今回は乳酸菌をはじめとした腸内細菌(今研究が盛んに進んでいる腸内フローラ)が題材でした。今まで乳酸菌てのは便通なんかを改善してくれる程度の知識しかなかったんですが、どうやらそれ以外にも免疫の支援など、あらゆる所で人体の健康維持のバックアップをしていてくれている存在なんだとわかりました。

また腸内細菌というのは大体善玉菌2割、悪玉菌1割、日和見菌7割の割合で構成されているそうで日和見菌というのは本来善悪どちらでもないんですが、善でも悪でもその時の情勢が強い方を見てそちらに加担するようになっている存在だと知って、いつもはどっちでもないのに勝ち馬にだけは乗ろうとするのが大多数を占めているってのが今の人間の世の中そっくりで苦笑してしまいましたし、いない方がいいと思われる筈の悪玉菌も一定数生存が許されているのが面白いなあとも。

事実この腸内細菌のパワーバランスは普段食べている食事の内容によって大きく左右されるわけで、つまり普段の食事の内容が腸内環境に影響しそれはつまりその人の健康状態、果ては生死にまで直結しているんだぞという事を教えてもらえた気がしましたね。


 ケモ型日和見菌ちゃん。性格ゲスいけど可愛かった

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 あと腸内細菌といえば今月ちょうどこんな記事が。

www.sankeibiz.jp

免疫細胞は敵味方を区別しているのか?

今回もう一つあったのが本来的には侵入者でありながら生命の維持に貢献する乳酸菌と、逆に身体の中のものでありながら生命を危険にさらすガン細胞を攻撃するかしないか免疫はどう判断しているかというものです。(免疫細胞は善玉菌でも侵入者とみなして殺すときもある一方、ガン細胞は味方とみなして殺さない場合があるというのがこの映画の中で大きな問題に)

実際のところ免疫がどうやって敵味方を区別しているのかはまだハッキリわかってないぽいみたいなんですが、どうやら入ってきた侵入者を機械的に殺しているというほど単純には出来ていないみたいですね。(今回白血球さんは抗原をただ殺す事に迷いみたいなものを感じているところもあったんで)

そういう場面からも生命の持つ機能の凄さと神秘がこの作品からまた一つ分かった気がして面白かったですよ。

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感化されて早速身体によさそうな飲料をw