映画版「BEM」(現代版妖怪人間ベム)を観てきました。
先日映画版「BEM」become humanを観てきました。元は深夜アニメとしてやっていた作品だったんですが、今作はその二年後の設定として始まります。そして舞台はアニメ版とはまた違う「ドラコケミカル」という胡散臭い製薬会社が牛耳る企業都市に変わっておりました。
*50年前のオリジナルを踏襲した上での新しい妖怪人間のかたち
「BEM」より少し前にオリジナルの妖怪人間ベムが再放送されていまして、そのときはじめてオリジナル版の内容を知ったんですが、実はこの映画の冒頭にもオリジナルと同じ「一つの細胞が…」という三人が生まれるまでの過程を説明するようなシーンがありまして、それを当時ベム役を演じられていた小林清志さんがナレーションするという心憎い演出がよかったですよ。
またオリジナル版では妖怪人間が一体何なのかという設定がかなり曖昧だったようですが、今回一応錬金術で生み出されたホムンクルスの一種で、本来自我を持たないモンスターを作る過程で偶然ベム、ベラ、ベロだけは自我を持ってしまったという事になっておりました。
つまり三人は自我さえ持たなければ人間にコンプレックスを持ったりこんなに苦しまずに済んだのだろうか? しかし自我を持たない生物というのはそれはそれで悲劇なのではないかという、オリジナルのテーマをより重く突き詰めた内容になっていたと思います。(実際最近IPS細胞で、臓器だけの生物みたいなのもつくれちゃいますしね・・・)
*話自体はベムという一人の男の生きざまを描いたものでした
今作ではベロもベムももちろん出てきますが、その二人の出番をだいぶ割愛して、ベム一人に絞った話となっておりました。
今回ベムは何故か最初から妻子に恵まれていて、仲のいい同僚とそのドラコケミカルの社員として働いているのですが、後にそこから起きる様々な悲劇をどう受け止めどう生き抜いたかという一人の男の物語という感じで、男ならばこの展開には結構キュンとくるんものがあるんではないでしょうか…!!
愛に殉じた一人の男の物語…?
ベラちゃんはダイナーのような店でウエイトレスをやっておりました。オリジナルのベラさんと全然違うやんけーという突っ込みには(∩゚д゚)アーアーきこえなーい
ベラちゃんはダイナーのようなレストランのウエイトレスとして働いておりました。
オリジナルのベラと全然違うやんけーという突っ込みは. (∩゚д゚)アーアーきこえなーい