デンキ的まんが倶楽部

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俺的2018年テレビアニメ&映画館映画ベスト3

2018年ももう終わりという事で独断と偏見で今年観たテレビアニメと映画館で観た映画ベスト3を上げてみる事にしました。

 

・テレビアニメ編

★第3位

シュタインズ・ゲートゼロ

かれこれ7年前になってしまった( ゚Д゚)シュタインズ・ゲートの続編ですね。元のアニメほうは内容的にも牧瀬栗栖的にもツボで円盤も買ってしまったほどでした。

でも今回は上手にまとめた過去作をこれ以上いじって蛇足にならないか最初のほうは正直不安だったんですけど(何せタイムスリップ物は原因と結果に矛盾が出ないようにしなくちゃいけないですしね)

アマデウスという対話型AIとか実在化しつつある現代科学を新ギミックに織り込みつつ、失敗を繰り返しつつも何とか解決策を見つけていくっていう前作のセオリーをマンネリにならないさじ加減にとどめ、それでも破たんさせずに過去作との矛盾起こらないようにキレイに話を着地させたところが大拍手でしたな。

 

 ★第2位

ゾンビランドサガ

現在進行形で話題になってる注目作ですね。不覚にも後半からしか観てないんですけどご当地復興アイドルアニメとゾンビモノという単独では使い古されたジャンルでも上手に組み合わせれば新しいタイプの作品が作れるというお手本のような作品だったと思います。

それにゾンビという設定をギャグ要素として組み入れることでアイドルアニメヒロインのタブーを壊したっていう意味でも大きなかったんじゃないでしょーか。あと昔のギャグマンガのキャラっぽいんだけどなんも考えていないようで通る所は通すPのグラサンもよかった。

 

★第1位

メガロボクス


TVアニメ『メガロボクス』大好評放送中PV

50周年を迎えたあしたのジョーにカウボーイビバップをかけたような世界観の新作アニメ。

今の時代にあって女性キャラが白都家トップ以外出てこないという思い切ったキャスティングだけでも◎ですが、何より昨今見なくなってしまって久しいスクライド張りの漢臭さが何よりもイイ!

始めはジョーを金儲けと自分の成り上がりのために利用としてた丹下団平もとい南部贋作が最後はジョーを優勝させるために自分の片目を犠牲にするという所は鳥肌もんでしたし、時々力石顔になるライバルの勇利のスマートな美学もよかったですわあ

放送中はギアの設定がどうのこうのって色々言われてましたけど本筋がしっかりしてたからあまり気にならなかったと思いますよ。

 

・劇場映画編

★3位

ペンギンハイウエイ

森見富美彦氏の小説のアニメ映画化したもの。異質なモノに変容していく日常×思春期おねショタ×ペンギンにメタモルフォーゼしていくありとあらゆる日用品。

まさにアニメでしか表現できない作品だったと思います。

終始得体の知れないモノを扱ってる感じから男の子とお姉さんとの出会いと別れと成長をキレイに包摂させていて後腐れなく終わらせた感じがよかったデス。

★2位

億男

河村元気氏の小説の実写映画化したもの。レビューサイトを見ているとこの作品の持つ価値観に共鳴できるかできないかで評価が割れている模様。

お金って一番大事なものの一つであるにも関わらずフィクションではテーマにあまりならないモノを正面からあつかったせいでしょうか…この後観た「ハードコア」っていう別の邦画とも共通するもの考え方みたいなものがあった気がして、この作品のようなお金や貧富の差に対する新しい価値観を提示する作品は今後増えていくと思いますし、その先駆けになっていくと思います。

★1位

教誨師


『教誨師』予告

今年惜しくも亡くなられた大杉連さん主演作。教誨(きょうかい)師とは死刑囚と面会して話を聞く牧師の事。舞台は面会場と回想シーンで出てくる山の中と野外の一部だけ。あとは個性の強い六人の死刑囚と教誨師の会話のシーンが何度も出てくるのみなのですが、死刑囚に何を言われても持ちかけられても極力感情的にならずに丁寧な言葉遣いを保ち紳士的に対応し続け良い人のお手本のような教誨師なのですが、実は彼も過去に…という内容。

人の善と悪、生と死をテーマにした作品は確かに重い話になりますがグリーンマイル同様名作が多いですなあ。公開館が少ないのが本当に勿体無い作品。

 

 

・来年の気になる映画

とりあえず以上になります。そういえば今年は珍しくみんな邦画でしたねえ。

最後に来年に公開が決まっている個人的にすごく映画館で観たいピータージャクソン監督の映画を一本紹介させていただきます(^^


『モータル・エンジン』特報