愛知県美術館で開催中の「古代エジプト展」に行ってきました。
名古屋市美術館で12月6日まで開催中のオランダのライデン博物館から来た古代エジプト展に行ってきまして、そのガイドブックの中からから少し抜粋して紹介してみます。
館内アナウンス機材置き場なのですが、消毒やパーテーションで物々しい感じなのが…(;´Д`)
1822年に発見されたロゼッタストーンのレプリカです。この石板のおかげでヒエルグリフの解読ができるようになり古代エジプト文明の解明が一気に進んだそうです。
(紀元前1390年~1353年)左のはアメンヘテプ・フイという高官とパウティという王の書記のピラミディオンです。ピラミディオンとはピラミッドなんかのてっぺんに乗せていた四角錐の石です。右はパカルという人物が妹二人とともに神々と謁見している絵を描いた石碑。
(紀元前664年~525年)神の標章の装飾品で、神殿の行列で運ばれた杖の先端につけられていたものだそうです。
(紀元前722年~332年)イクニューモンというネズミ科の動物と猫の像です。この猫の像のレプリカ商品化してくれないかなア
(紀元前304年~30年)死者の書と呼ばれるパピルスです。死者の書とは死後の世界で死者がオシリス神に会うまでの行程を記したもので、いわばあの世のガイドブック的なもんって解釈でいいんすかねえ。
(紀元前1292年ごろ)フイの石碑というもので、フイという高官の仕事ぶりを書いているもののようです。左の端で座っているのが多分そのフイさんで、いろんな人が並んで仕事の依頼をしにいきているように見えて、当時の公務員の仕事がどんなもんか何となくわかる気がします。
(紀元前1076年~944年)コンスヘテプという人物のミイラの覆いです。実際会場ではこんな感じのミイラ覆いが並んでいて、なんか呪われそうで少し怖かったなあ(笑)
(紀元前943~746期)ネヘムスウというテーベに住んでいた主婦の人のミイラの入っていた棺です。棺の中にも絵が描いてあるんですが、顔と胴体は正面なのにおっぱいと足先だけはエジプト絵にならって真横を向いているという変な構図に。
ほかにもいろいろ展示してありましたがとりあえずはこんな感じで。全体を見ていくうちに古代エジプトはかなり統一的に管理されいきとどいた洗練された文明なんだという感じがしました。それから古代エジプトも一応日本と同じ多神教なのですが、神が信仰や崇拝の対象であると同時に、自然と社会を統括して管理しているある種の役人みたいな存在として捉えているような感じもありました。
やっぱ博物館で見るだけでなくて実際にエジプトにお金と時間があれば行きたいと思うんですけどねえ、今はまだテロとかが時々起きていて言うほど治安はよくないみたいなのでね…