愛知県美術館で開催中の横尾忠則展を観てきました。
愛知県美術館で開催中の横尾忠則展を観てきました。戦後日本の代表(象徴?)的なアーティストなのでご存じの方は多いかと。少年マガジンの表紙なんかをデザインしてたこともあって、まんがとアートの境界線を崩した一番最初の世代の人なのかもしれないと思ったり。
この人の代表的な作品の一つ。どの人もどこかで一回は見ているんじゃないかと
横尾氏はY字路に対して強いこだわりを持っておられるようでしてY字路をテーマに色んな作品を描いているんですがその中の一つ、三島由紀夫を主題にしたものです。三島由紀夫というと日本文学の代表と言われていますが、何かの本であしたのジョーの熱烈な読者だったと読んだことあります。「低俗なまんがと高尚な文学は別々のものなのだ」と未だに言う人がいますが、実はそんな考え方は50年以上前に既に無意味になっていたのかも知れないとこの絵を観てより強く感じましたねえ。
横尾氏は36年生まれですが、去年からコロナ禍をテーマにして創作活動をしているというパワフルさはやはりスゴイ。(ここは写真撮影が許されていたので直に撮ったものを上げました)
WITH CORONAシリーズという事で過去の作品にみんな口つきマスクをつけて魔改造をした作品群です。まどかマギカの魔女空間みたいな作品もあってなんというか、老成なんて全くしていない若いままの尖ったセンスを見よって感じです。