デンキ的まんが倶楽部

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日経新聞でも異世界転生小説が記事に

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たまたま手に入ったものなので先週火曜日の記事ではあるんですが、夕刊12面の文化欄に載っておりました。

異世界と転生というキーワードがタイトルに入っている小説の新刊点数は2014年には128作だったものが17年では490作になっているそうです。とすると今年は何作までいくのだろうか・・・( ゚Д゚)

 

・記事の中では数多ある作品の中から一応変わり種系として、太宰治現代日本に転生して、アイドル文筆デビューを支えたり芥川賞パーティに乱入する様子を太宰の文体を再現して書いた「転生!太宰治転生して、すみません」

自分が書いた異世界転生小説の世界と現実を行き来できるようになった主人公が、自作のヒロインを救おうと作品を描き替えるうちに現実世界すらも改変してしまうという「異セカイ系が紹介されておりました。

 

転生! 太宰治 転生して、すみません (星海社FICTIONS)

転生! 太宰治 転生して、すみません (星海社FICTIONS)

 

 

 

異セカイ系 (講談社タイガ)

異セカイ系 (講談社タイガ)

 

 

・記事の締めとしては異世界転生ものとは同じような設定とモチーフの中で作品をどう料理するかという意味では大喜利のようなものではないかと異セカイ系の作者の談と、「物語に自分の価値観が揺さぶられるような小説とは楽しみ方が異なる」KADOKAWA編集者との談。そして最後に記者の読者の思い通りの展開でありながら異世界を舞台とすることで設定は無限に広がり、読者を飽きさせず面白さが際立つ。さらに一定の型ができあがっているからこそ型破りの作品が生まれるのだろうとありました。

 

自分はアニメ化された作品でよく見ておりますが(原作はあまり読んでないなあ)異世界というよりある人が言ってた「自分の作ったゲームの実況だよな」ていうのに納得したりして。

確かに異世界転生なのかネトゲ世界なのかその辺の境もあったりなかったりでもう少し別の世界に行ってもいいんじゃないかなーと思ったり。ただ下手するとただのタイムスリップになっちゃうかも知れないしなあ…